
LIVゴルフのアイアンヘッドGCは11日、SNSで張ユビンの合流を発表した。キャプテンのケビン・ナも「昨年1年間、KPGAツアーで活躍した張ユビンがアイアンヘッドGCのチームメンバーになった。彼がLIVゴルフでどのような姿を見せるのか、今から楽しみだ」と述べた。
昨年の杭州アジア大会ゴルフ男子団体戦金メダリストである張ユビンは、今年KPGAツアーで活躍を見せた。軍山CCオープンと白松ホールディングス・アジアドCC釜山オープンでの優勝を含め、トップ10に10回名前を挙げ、KPGAツアーの主要タイトルをすべて獲得した。
ジェネシス大賞ポイント1位を獲得した彼は、13日に開幕する米国プロゴルフ(PGA)ツアーの予選トーナメント最終戦に出場する予定だった。しかし、7日にLIVゴルフから正式にオファーを受け、9日に最終契約を締結した。そして11日にはPGAツアーの予選トーナメント最終戦不参加の意向を伝えた。
張ユビンは「11月中旬にLIVゴルフから初めてオファーを受け、マネジメントと共にどのような決定を下すか考え始めた」と述べ、「先週までPGAツアー挑戦とLIVゴルフ移籍を天秤にかけていた。長い悩みの末、LIVゴルフで活躍することに決め、2日前に契約書にサインした」と説明した。
PGAツアーではなくLIVゴルフを選んだ理由として、ジョン・ラム(スペイン)、ブルックス・ケプカ(アメリカ)などの世界的選手との競争を挙げた。彼は「テレビでしか見たことのないトップランカーたちと来年から競争できるというのは、私にとって特別だった。簡単には訪れない機会だと思い、LIVゴルフに参加することにした」と語った。
続けて彼は「LIVゴルフを駆け巡る初の韓国選手という称号も私にとって特別に感じられた。何事も初めてが意味があると思う。ここに巨額の賞金もLIVゴルフを選ぶ上で重要な役割を果たした」と付け加えた。
来年1月4日からアメリカ・カリフォルニア州パームスプリングスで行われるアイアンヘッドGCの全体合宿に参加する予定の張ユビンは、キャプテンのケビン・ナ、ダニー・リー、コズマ・ジンイチロウ(日本)とチームを組んで出場する団体戦への期待感も示した。張ユビンは「チームメンバー全員が実力者なので、私がうまくプレーすればいいと思う。団体戦はLIVゴルフにしかない特別なもので、アイアンヘッドGCにとって役立つ選手になれるように準備をしっかりしていきたい」と強調した。
張ユビンはLIVゴルフに移籍したからといって、PGAツアーへの挑戦の夢を諦めたわけではないと伝えた。彼は「世界最高の選手になる道は複数あり、その中の一つがLIVゴルフだと思った」と述べ、「LIVゴルフとPGAツアーの関係が改善されれば、新たな機会が生まれると思う。いつかは必ずPGAツアーに挑戦したい」と語った。
[イム・ジョンウ記者]