
日本の俳優、松重豊がポン・ジュノ監督に演出を提案した秘話を語った。
松重豊は7日午後、ソウル・龍山区のCGV龍山アイパークモールで行われた映画「孤独な美食家 ザ・ムービー」の報道試写会および来韓記者懇談会に出席し、「今回の映画化を企画する際、日本映画という枠を超えてスケールを大きくしたいという願いがあった。まさにポン・ジュノ監督だ」と語った。
彼は「以前に作品に参加したことがあるポン監督なら、面白く料理してくれるのではないかという思いから演出をお願いする手紙を書いた」とし、「当時、残念ながらスケジュールが合わず実現しなかった。その代わりに作品の成功を応援するという温かい返事をもらった」と述べた。
続けて「他の方がいなければ私が演出しようと思い、直接やることになった。こうしてポン・ジュノ監督の作品(‘ミッキー17’)と同じ時期に映画が上映されるとは思ってもみなかった。驚いた。挑戦という意味で映画を作り、良い機会を得ることができた」と伝えた。
松重は過去に韓国、フランス、日本の合作映画「東京!」(2008)でポン監督と呼吸を合わせたことがある。松重豊は日本ドラマ「MIU404」と「アンナチュラル」の世界観を共有する映画「ラストマイル」の国内公開も控えている。
「孤独な美食家 ザ・ムービー」は、究極のスープを求めるプロの一人飯ラー、ゴロさんのフランス・パリから韓国の南風道および巨済島、そして日本までの意図しない冒険を描いた物語だ。2012年から放送されている日本の長寿ドラマ「孤独な美食家」の長年の主演俳優である松重豊が直接監督、脚本、企画を担当し話題を呼んだ。
19日公開予定。