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「人間の匂い、愛もあるSF」...ポン・ジュノとロバート・パティンソンの『ミッキー17』[MK現場]

YANG Soyeong
入力 : 
2025-01-20 11:55:13
修正 : 
2025-01-20 11:59:20
ポン・ジュノ監督の『パラサイト』後の新作『ミッキー17』 ロバート・パティンソン初来韓...「韓国の作品をやりたい」
ロバート・パティンソン、ポン・ジュノ監督。写真|カン・ヨングク記者
ロバート・パティンソン、ポン・ジュノ監督。写真|カン・ヨングク記者

ポン・ジュノ監督とロバート・パティンソンの人間臭い『ミッキー17』がやってくる。

20日午前、ソウルのCGV龍山アイパークモールで映画『ミッキー17』のフッテージ試写会と懇談会が開かれた。ポン・ジュノ監督と俳優ロバート・パティンソンが出席した。

同名の小説を原作とした『ミッキー17』は、危険な仕事に投入される消耗品(エクスペンダブル)で、死ぬと再びプリントされる「ミッキー」が17回目の死の危機に直面する中、彼が死んだと思われて「ミッキー18」がプリントされることで繰り広げられる予測不可能な物語を描いている。

劇中でミッキーを演じたロバート・パティンソンは、今回が初の来韓である。次回作の撮影で忙しいスケジュールにもかかわらず、ポン・ジュノ監督の母国である韓国にぜひ来たいという強い意志を見せたという。

『パラサイト』以来久しぶりに新作を持ってきたポン・ジュノ監督は、「『ミッキー17』は人間的なSF映画だ。ミッキーという普通でかわいそうな青年の物語だ。人間の匂いが漂うSFとして出会えることを期待している」と語った。

また、「主人公がかわいそうだ。なぜかわいそうなのか。この友達の職業は繰り返し死ぬことだ。死にやすい現場に投入され続け、ずっと死ぬ。『ミッキー17』は17回死んだということだ。極限の職業だ。死ぬと新たに出力される。従来のSFで見るクローン人間とは異なる。それ自体が非人間的だ。原作のコンセプトとしても人間が出力されるということだ。毎回出力されることが胸が痛くないか。労働者階級がミッキーなので階級問題も自然に出てくるだろう」とし、「映画が大げさに階級闘争を扱うわけではない。この友達がどれほどかわいそうか。その中で厳しい状況を乗り越えていくか、ミッキーの成長映画でもある」と紹介した。

ポン・ジュノ監督はロバート・パティンソンについて「『バットマン』のような映画にも出演したが、アメリカのインディ映画で驚くべき演技力を見せてくれた。だから関心を持ち続けていた」とし、「シナリオを書く際、実質的に1人2役をしなければならないキャラクターだ。少しかわいそうでおバカなミッキー17と奇妙なカリスマを放つミッキー18をすべてカバーしなければならない。二人を演じられるのは誰か考えたとき、最初からロバート・パティンソンを挙げた。キャスティング過程は順調で、彼自身も奇妙なキャラクターをやりたかったのだろう」と冗談交じりに付け加えた。

これにロバート・パティンソンは「こんなキャラクターを見つけるのは簡単ではない。この規模の巨大な映画で見るのは難しいキャラクターだ。監督がユーモアを失わないのが魅力的だった。勇敢な作品だと思う」と応じた。

『ミッキー17』公式ポスター。写真|ワーナーブラザーズコリア
『ミッキー17』公式ポスター。写真|ワーナーブラザーズコリア

懇談会に先立ち「こんにちは」と韓国語で挨拶したロバート・パティンソンは「一度もソウルに来たことがないとは驚きだ。今回が韓国は初めて」とし、「韓国のファンとも会いたかったし、監督とも会いたかった」と韓国を訪れた感想を述べた。

19日、仁川国際空港を通じて来韓した彼は「ファンが空港に出てきて心が温かくなった。映画に期待を持ってくれて嬉しい。ここまで長い旅だったが、サインを求める方々がいて見ていて良かった」と語った。

また、海外メディアで韓国進出説が流れたことについて「アパートを探している」と冗談を言い笑いを誘った。

さらに「私もその話を聞いたが、以前に韓国に来たことがない」とし、「本当に良さそうで、来てからまだ1日も経っていない。韓国の映画産業は素晴らしく、多くの監督や俳優を見て私も成長した。エンタメ業界は素晴らしく、韓国の作品をやりたい」と話した。

ロバート・パティンソンは「ポン・ジュノ監督のような方は世界に4、5人しかいない。すべての俳優が働きたい監督だ。ポン・ジュノ監督の映画を見ると世界観が特別だ。そして意味がある。個人的、感情的な部分に触れる」と述べた。

続けて「言葉で表現するのが難しいが、パフォーマンス的な側面でそうだ。『殺人の追憶』をずっと前に見たが、映画のパフォーマンスを見ると浮かぶ記憶が本当に意味がなく、深刻な状況を自由に行き来し、ジャンルの区別なく見ることができるように作られていた」と語った。

またロバート・パティンソンは「ポン・ジュノ監督が私を考えていると言ったとき、私もすぐに手を挙げた」とし、「ポン・ジュノ監督の映画の中では『ミッキー17』が一番好きだ」と冗談を言った。

続けて「ポン・ジュノ監督との仕事について、監督はオーラがあり、正確に何を求めているのかよく分かっていて、素晴らしい。自信があるので、すべてがスムーズに感じられた。俳優たちは常に限界に挑戦させる監督と仕事をしたがる。普通の俳優が持っているメンタルではないかと思う。森で狩りをするように探し回るが、ポン監督の映画が目に留まる。私もこの程度のワークスタイルを持つ監督と仕事をしたことがない。慣れていたものとは違った」と明かした。

さらに「監督は非常に体系的で、自信もあるので、躊躇なく実行する。私が予想していたよりもシーケンスを少なく撮った。数週間経つと慣れて自由を感じた。エネルギーを集中でき、1週間後には俳優たちの間で『この現場は最高だ』という話が出た。現場編集を見せてくれたのが印象的だった」と語った。

最後にポン・ジュノ監督は「人間の匂いが漂うSF」とし、「異星も出てきて宇宙船も大きく出る。ミッキーが宇宙船にぶら下がっているシーンもある。そういったものを初めて撮ってみて不思議で面白かった」とし、「25年間やってきた作品の中で初めて恋愛の話が出る。メロ映画と言えば厚かましいが、そういったシーンが出て誇らしかった」と期待感を高めた。

『ミッキー17』は2月28日に韓国で初公開される。