
MBC側は、自社の気象キャスター故オヨアンナを巡る職場内のいじめ疑惑の事実関係確認のための真相調査委員会の構成を完了したと発表した。
3日、MBC側は「故オヨアンナ気象キャスターのご冥福をお祈りします。また、故人の遺族に心からのお悔やみを申し上げます」とし、「文化放送は、昨年1月31日に故人を巡る疑惑に関する事実関係を確認するために真相調査委員会を設置することを決定し、先週末と休日の間に真相調査委員会の人選作業と構成をすべて完了した」と明らかにした。
続けて「調査の公正性と信頼性、客観性を高めるために外部の人が委員長、委員を務め、会社内部の人も委員として参加する」と付け加えた。
その上で「真相調査委員会の委員長には法律事務所ヘミョンのチェ・ヤンヒ弁護士が、外部委員には法律事務所バルンのチョン・インジン弁護士が任命された。チェ弁護士とチョン弁護士はそれぞれ検事と判事出身であり、調査の公正性と信頼性、客観性を高めることができるとMBCは期待している。会社の人事苦情担当部長と準法関連部長など内部の人3名も委員として参加する」と付け加えた。
また「真相調査委員会は2月5日に初会議を開始し、本格的な活動に入る予定であり、可能な限り迅速かつ正確に調査を完了する計画」とし、「MBCは故人の死を非常に残念に思っており、調査過程で遺族と最大限にコミュニケーションを取り、真実が明らかになるよう最善を尽くす」と強調した。
さらに「MBCは納得できる調査結果が出るように、遺族が推薦する人を真相調査委員に追加で参加させる案についても遺族と積極的に協議していく」とも述べた。
一方、故人は2021年にMBCの公募気象キャスターとして入社し活動していたが、昨年9月に突然この世を去った。故人の死の知らせは昨年12月に遅れて知らされた。その後、先月27日に故人の携帯電話から原稿用紙17枚分の遺書が発見され、職場内のいじめ疑惑が浮上した。遺族は昨年12月にソウル中央地方裁判所に職場内でいじめを行ったと思われる職場の同僚を相手に民事訴訟を提起した。
MBC側は当初「故人がフリーランスとして働きながら、自身の苦情を担当部署や一緒に働いていた管理責任者に伝えたことは全くなかった」とし、「遺族が新たに発見された遺書を基に事実関係確認を求めるのであれば、MBCは最短時間で真相調査に着手する準備ができている」との立場を示していた。しかし事件が大きくなると、先月31日に公式見解を出し「故オヨアンナの死因と真実を明らかにするために外部専門家を委員長とする真相調査委員会を構成することにした」と明らかにした。
これに関連して警察も捜査に乗り出した。ソウル麻浦警察署は該当事件の捜査を求める国民申告を受理し、内捜査を開始した。
[キム・ソヨン スタートゥデイ記者]