
飲酒ひき逃げの疑いで1審で実刑判決を受けた歌手キム・ホジュンが控訴した中、拘束期間が延長された。
9日、法曹界によると、ソウル中央地裁刑事26単独(チェ・ミンヘ判事)は、特定犯罪加重処罰法違反などの疑いで裁判にかけられたキム・ホジュンの拘束期間の更新を決定した。
これにより、キム・ホジュンは来年2月まで拘束された状態で控訴審を迎えることになった。新年も拘置所で迎えることになる。
また、犯人隠避教唆などの疑いで起訴されたイ・グァンドゥ所属事務所の代表と本部長のチョン・モ氏も共に2ヶ月の拘束期間が延長された。
これまで、裁判所はキム・ホジュンに対して懲役2年6ヶ月の実刑を言い渡した。検察は3年6ヶ月を求刑した。これに対し、キム・ホジュン側と検察の両方が控訴した状態だ。
このような中、キム・ホジュン側は控訴審を前に弁護士を追加で選任したが、その弁護士が選任から5日後に突然辞任し、注目を集めた。
キム・ホジュンは昨年5月、ソウル江南区新沙洞の道路で車を運転中にタクシーに衝突し、逃走し、マネージャーに虚偽の自首をさせた疑いを受けている。当時、キム・ホジュンのマネージャーが代理自首し、所属事務所のイ代表、チョン本部長などが事故の証拠隠滅を試みた疑いで裁判にかけられた。
キム・ホジュンは事故発生から17時間後に警察に出頭し、飲酒運転の処罰を避けるためにわざと酒をさらに飲む「酒タクシー」手法の疑いも抱えている。
キム・ホジュンは昨年9月の結審公判で「10回上手く生きるよりも同じ過ちを繰り返さない人生を生きるために努力する。精神を引き締めて真っ直ぐに生きる」と情状酌量を訴えた。裁判所はキム・ホジュンに対して懲役判決と同時に、イ前代表とチョン本部長にそれぞれ懲役2年、懲役1年6ヶ月を言い渡した。
キム・ホジュンは事故の被害者であるタクシー運転手と和解しており、該当タクシー運転手は嘆願書も提出したと伝えられている。キム・ホジュンも事件の判決を前に3回の反省文を提出し、情状酌量を繰り返し訴えた。
[チ・スンフン スタートゥデイ記者]