KBS労組は10日、総ストライキにより就任式を中止

パク・ジャンボム第27代KBS社長が本日(10日)就任した。
パク社長はこの日、就任挨拶で「非常事態宣言により民主主義の秩序と憲法の価値が脅かされる国政の混乱の中で、公共放送社長として厳粛な責任感を感じる」と述べ、「KBSの主人である国民だけを見つめ、公共放送本来の役割に忠実である」と明らかにした。
また、彼は「いかなる権力や不当な圧力にも屈せず、公共放送という4文字に込められた信頼と公正、品格、政治的独立を守り抜く」と強調し、「非常事態宣言によって引き起こされた国政の混乱の中で、信頼できる公正な報道と放送を望む視聴者の期待に応えられるよう最善を尽くす」と決意を表明した。
当初、この日午前10時にパク社長の就任式が行われる予定だったが、KBS最大の労組である全国メディア労働組合KBS本部が総ストライキに入り、労組員約700人がKBS本館に集まったため中止された。
パク社長は1994年にKBS記者として入社し、昨年から「ニュース9」のアンカーを務めていた。今年2月、ユン・ソクヨル大統領との対談放送で、キム・ゴンヒ夫人が受け取った高級ブランドのバッグを「ポーチ」と表現し、事案を軽視しようとしたとの批判を受けた。
パク社長の任期は本日から2027年12月9日までの3年である。