今年の正進期メディア文化賞 知識文化創造賞の受賞者として、インスタレーションアーティストのソ・ドホ、俳優のイ・ビョンホン、ミュージカルプロデューサー兼オディカンパニー代表のシン・チュンスが選ばれました。

ソ作家は自身の作品世界を披露し、国際的に認められた韓国の代表的なアーティストです。ソ作家は布を使って「家」をテーマにしたさまざまなインスタレーション作品を作り、韓国の美学と情緒で世界の人々と共感するという評価を受けています。

ニューヨーク近代美術館（MoMA）など、世界的に有名な美術館で展覧会を開催しました。ソ作家は「アーティストも人類共通の善のために努力する責任があると思う」と述べ、「今回の受賞でより大きな責任を感じる」と感想を述べました。

イ俳優は世界的なファンダムを持つ韓国を代表する演技派俳優です。最近では、チョ・フンヒョン9段を演じた映画『勝負』だけでなく、『イカゲーム』などで国内外のファンに愛されています。ハリウッドのブロックバスター映画に出演した数少ない韓国の俳優であり、今日のKコンテンツブームの先頭に立つ人物でもあります。イ俳優は受賞の感想として「ただ黙々と演技をしていたら貴重な賞をいただけたようだ」と述べ、「もっと熱心に没頭し、私たちの映画界に多く貢献するという意味で理解したい」と語りました。

シン代表は韓国ミュージカルのレベルを一段階引き上げ、その優秀性を世界に知らしめた功績が認められました。シン代表は韓国初のブロードウェイリーグ正会員メンバーとなり、現在は韓国ミュージカル制作社協会の会長を務め、韓国公演の発展を導いています。彼が設立したオディカンパニーは韓国ミュージカルの歴史を新たに書いたと評価されています。シン代表の手から生まれた『偉大なるギャツビー』や『ジキル＆ハイド』など、韓国的な情緒を込めた作品は国内外の観客に大きな愛を受けています。

経済経営図書賞はイ・チョルヒョ教授（ソウル大学経済学部）とキム・ヒョンチョル教授（延世大学医学部）が受賞しました。

イ・チョルヒョ教授が書いた『働く人が消える』は、経済学の観点から韓国の人口問題と労働市場を見つめた本です。人口と労働力の減少に対応する方法を扱っています。イ教授は「韓国が直面している人口問題の重要性から賞を受けたようだ」と述べ、「今後もより多くの人が理解できるようにわかりやすく書き、広く知らせるよう努力する」と明らかにしました。

医師出身の経済学者であるキム教授は『経済学が必要な瞬間』で国民の福祉と幸福をどう向上させるかを扱っています。キム教授は経済学が人生のすべての瞬間に必要だと強調します。普段からデータに基づく政策を重視する彼は、本の中でも実験とデータに基づく経済学がどのように国民を幸せにするかを伝えています。経済学が数字だけで構成された堅苦しい学問ではなく、人を救う温かい学問であることが要点です。

この日の授賞式には家族も出席し、受賞の喜びを分かち合いました。ソアーティストの母、チョン・ミンジャ美術財団顧問と妻、二人の娘が幸せな瞬間を共にし、シン代表とカン・ゴンウNRB代表、キム教授の家族も出席し、注目を集めました。チョン・ヒョンヒ正進期メディア文化財団理事長は「審査委員と推薦委員、受賞者と家族が一緒になって、より和気あいあいと楽しい行事になったようだ。遠くから来てくださった皆さんに感謝申し上げます」と感想を述べました。

[チェ・ウォンソク記者]