
ソ・ガンジュンとジン・ギジュのピンク色の出会いが視聴者をドキドキさせている。
MBCの金土ドラマ『アンダーカバー・ハイスクール』(脚本:イム・ヨンビン、演出:チェ・ジョンイン)は、ロマンス、ミステリー、コメディなどのジャンルを横断し、視聴者の心をつかんでいる。特に「偽教師」チョン・ヘソン(ソ・ガンジュン役)とオ・スア(ジン・ギジュ役)のケミストリーは、視聴者から熱い反応を得ている。さらに、回を重ねるごとに二人の関係が変化しており、物語をより興味深くしている。
まず、ヘソンとスアの初対面は敵対そのものであった。スアは母の店で不良に脅かされているとき、客であるヘソンが彼女を助け、偶然の必然的な出会いを果たした。また、スアはヘソンのハンサムな顔を見て一目惚れしたが、彼が自分のクラスメートとして現れると、目を光らせて注視した。学生が酒を飲んだという理由でスアに連れ去られたヘソンは、彼女に対して「そっち」と言い返し、驚かせた。さらに、二人はコンビニで出会った際にも飲み物一つを巡って言い争いをし、目が合うたびに敵対的なケミストリーを生み出し、視聴者に楽しい笑いを提供した。
最初から絡み合っていた二人の出会いは、さらに複雑になっていった。スアは学校内の旧館にいた怪しい人物がヘソンに似ていると言い、いじめ問題委員会で連れてきた旧社長(チョ・ジェユン役)の一味を一瞬で制圧した状況を疑っていた。そこでスアは同僚教師のキム・リアン(イ・ミンジ役)と共同作戦(?)を展開し、ヘソンの周囲の人物である国家情報院国内4チームの要員を監視することにした。
ヘソンとスアの「偽教師ケミ」が視聴者の興味を引く中、ヘソンの正体が明らかになり、二人は急速に近づいた。スアは警備員のキム氏(ク・ミンヒョク役)が亡くなった日、ヘソンが現場にいたと追及し、結局ヘソンは正体を見破られてしまった。その後、二人は協力ではない協力が始まり、スアはヘソンが自分の手を握ったまま「必ず守ります」と言うと、顔が赤くなった。特に第6話では、ヘソンがスアが幼い頃の幼馴染であるボンジャであることを知り、突然降り出した雨から通り過ぎるバイクの水しぶきを避けるためにヘソンがスアを引き寄せるシーンは、視聴者をドキドキさせた。これは今後ヘソンとスアの関係がどのように変化するのか、彼らのロマンスがどのように展開されるのかという興味を増幅させた。
このように多彩なストーリーが視聴者の好みにしっかりと刺さっている『アンダーカバー・ハイスクール』は、話題性が日々高まっている。初放送の最高視聴率は6.4%で始まり、先日の第6話(土曜日)の放送では、ヘソンとスアのロマンスの流れが溢れ出るエンディングシーンが最高視聴率10%に達した。ヘソンが第1話から高校生になり潜入捜査を始める場面から、ヘソンの正体が明らかになる瞬間まで、スピーディーな展開が視聴率の上昇に寄与している。
また、チャンネルの競争力と話題性を測る重要な指標である2049視聴率も、第1話放送の2.0%から第6話放送では3.3%に急上昇し、同時間帯はもちろん、土曜日に放送されたすべてのプログラムの中で1位を獲得した。これは全チャンネルの中で唯一3ポイント台を記録した数値であり、話題性はドラマ・バラエティで2週連続1位を記録し、俳優ソ・ガンジュンと共に1位を独占し、若い年齢層を捉え話題性を証明した。
『アンダーカバー・ハイスクール』は毎週金曜日と土曜日の午後9時50分に放送される。
[キム・ソヨン スタートゥデイ記者]