グループBTSのメンバー、テテとジョングクが虚偽の映像を投稿したユーチューバー脱オタク収容所との法廷闘争で一部勝訴した。
ソウル西部地裁民事12単独(イ・グァンヒョン部長判事)は14日、テテとジョングクの所属事務所ビッグヒットミュージックがユーチューブチャンネル脱オタク収容所の運営者パク某氏を相手に提起した損害賠償請求訴訟の1審公判を開いた。
裁判所は脱オタク収容所の賠償責任を認め、「ビッグヒットミュージックに5100万ウォン、テテとジョングクにはそれぞれ1000万ウォン、1500万ウォンを賠償せよ」とし、原告一部勝訴の判決を下した。民事訴訟に伴う費用もパク氏が負担し、合計7600万ウォンに達する賠償額を全て支払うまで発生する遅延利息も含まれる。

以前、テテ、ジョングクらは昨年3月、パク氏が虚偽の映像を投稿し名誉を毀損し、会社の業務を妨害したとして9000万ウォンの損害賠償請求訴訟を提起した。ビッグヒットミュージックはパク氏が所属事務所の著作物を無断で使用したことについても賠償すべきだと主張した。
パク氏はユーチューブチャンネル脱オタク収容所にアイドルなど有名人の悪性ルーマーを素材にした映像を制作し投稿しており、BTSメンバー以外の他の芸能人に対する虚偽事実を流布したり名誉を毀損した疑いで民事・刑事裁判中である。該当チャンネルは現在削除されている。
パク氏は2021年10月から2023年6月まで、グループIVEのメンバー、チャン・ウォニョンなど有名人7人を中傷するユーチューブ映像を23回投稿し名誉を毀損した疑いで1審で懲役2年、執行猶予3年の判決を受けた。検察はこれに対し刑が過度に軽いとし控訴した。
また、チャン・ウォニョンがパク氏を相手に提起した損害賠償訴訟で、チャン・ウォニョン側に1億ウォンを支払うよう判決が下された。しかし、22日に行われた控訴審では支払額が半分の5000万ウォンに減少した。また、歌手カン・ダニエルに対する虚偽映像を投稿した疑い(情報通信網法上の名誉毀損)で1審で罰金1000万ウォンを宣告され、損害賠償訴訟でもカン・ダニエルに3000万ウォンを賠償するよう判決が下された。
[キム・ビンナ MKスポーツ記者]