「MBCニュースの愛読者で、毎回時間通りに見ているのですが、最後まで見るのが本当に辛いです。顔を見るのさえ苦痛なのに、私たちはいつまで加害者の声を聞かなければならないのでしょうか？」
故オ・ヨアンナの職場内いじめ被害疑惑が公にされて以来、それを裏付ける状況や証拠が次々と出てきているにもかかわらず、依然として加害者として指摘されているMBCの気象キャスターたちは、立場も謝罪もなく沈黙を貫いている。
オ・ヨアンナの「職場内いじめ」の主な加害者として指摘されているパク・ハミョンは、予定されていた「ニューストゥデイ」の週末天気ニュースを進行し、もう一人の加害者として指摘されているチェ・アリも「ニューストゥデイ」の平日ニュースを続けている。二人だけでなく、イ・ヒョンスンとキム・ガヨンも「930 MBCニュース」「12 MBCニュース」に登場し、天気予報を進行した。ニュース中の該当部分だけを編集してアップするMBCのYouTubeチャンネル「今日の雨は？」も変わったことはなかった。世論を意識したかのようにコメントだけをブロックしたが、「職場内いじめ」程度では更新業務を止めることはできなかった。
加害者たちへの降板要求が殺到する中、何事もなかったかのように美しい服を着て明るく微笑みながら、堂々とニュースを続ける「加害疑惑者たちの本業」を視聴者はいつまで我慢して見守らなければならないのだろうか。
昨年9月、28歳の若さで突然この世を去ったオ・ヨアンナの名前が4ヶ月ぶりに再び取り上げられ始めた。当時は死因が知られていなかったが、最近オ・ヨアンナの携帯電話のパスワードが解除されると同時に、加害者たちにとって決して開いてはいけない「パンドラの箱」、死因が明らかになった。
パスワードが解除された故人の携帯電話の中には、職場内いじめ被害を訴える原稿用紙17枚分の遺書があり、オ・ヨアンナが亡くなる前にMBCの関係者に被害を知らせたという内容の録音ファイルなども発見されたとされている。遺書によれば、先輩の気象キャスターが誤報を出した後、故人に責任を押し付けたり、別の先輩気象キャスターが間違った情報の訂正を求めると「後輩が先輩に指摘するとは何事か」と非難を続けたという。また、「教えなければならない」と言って退勤時間後に故人を会社に呼び出し、退勤を妨げ、実力が不足していると非難するメッセージや音声なども多数発見されたと伝えられている。
このニュースが広まると、一般の人々は怒りを覚えたが、MBCは公にされた直後から現在まで消極的な姿勢で疑惑に向き合っている。事件が最初に知られた際には「故人は自分の苦痛を担当部署や一緒に働いていた管理責任者に知らせたことは全くなかった」と言い逃れをし、「正確な事実も知らないまま、まるで何かの機会をつかんだかのようにこの問題を『MBC揺さぶり』の観点からアプローチする勢力の動きについても懸念を表明する」と職場内いじめを単なる『MBC揺さぶり』として片付け、世論をさらに悪化させた。このため、一部では「オ・ヨアンナの行動に問題があったのではないか」という意見まで提起され、結果的にMBCは故人の名誉を二度殺すことに加担してしまった。
その間、職場内いじめの状況はさらに明らかになった。オ・ヨアンナと故人の同期であるキム・チェリムを除く4人のグループチャットで故人について「完全に狂ったXだ。グループチャットを抜けよう」、「体から臭いがする。XXもいろいろだ」、「またXだ」、「（『ザ・グローリー』）ヨンジンは放送でも上手くやったのに」、「被害者コスプレ。我たちが被害者だ」などの発言が明らかになった。
結局、MBCは先月31日、立場を変えて「故オ・ヨアンナさんの死因と真実を明らかにするために外部専門家を委員長とする真相調査委員会を構成することにした」とし、調査が始まったことを知らせたが、一度回った民心を正すことはできなかった。何よりも「納得できる調査結果が出るように遺族が推薦する人を真相調査委員に追加で参加させる方法についても遺族と積極的に協議していく」とMBCの言葉とは裏腹に、加害者として挙げられるキャスターのニュースへの継続的な登場は放送局への失望と信頼の低下を招く状況となっている。
実際、視聴者掲示板には「悪魔気象キャスターたちを早く切れ」「なぜ沈黙しているのか」「いじめの加害者は自分の言葉と行動に対する当然の代償を払うべきだ」「今までMBCニュースを見てきたが、心が不快で他の放送局のニュースに切り替えた。彼らの顔が画面に映り続けるのが本当に腹立たしい」「世の中で正義を装っているのに、何も感じないのか。MBC揺さぶりではなく、罪を犯した者たちを早く見つけて故人の無念をできるだけ早く晴らしてほしいという視聴者の意見に過ぎない」「加害者たちの天気予報が恐ろしい」などの意見が寄せられている。
社内いじめと傍観に責任を持ち、加害者は謝罪と立場表明を明確にするべきだという意見も少なくなく、人員が必要ならむしろAIを使って放送するべきだという意見や「加害者以外の他の気象キャスターを使うか、他の方法で天気ニュースを報道してほしい」という主張も次第に強まっている。
このような大衆の怒りの中で、主な加害者とされるA氏は遺族の民事訴訟に最近弁護士を選任し、立場を整理中であると知られている。これに対し、遺族側は「私たちはオ・ヨアンナの名前で許す準備ができていたので（加害者が）間違いを認めることを望んでいたが、謝罪もなかった」とし、「しかし（法的対応のために）弁護士を選任したと聞いている」と憤りを表している。
オ・ヨアンナの職場内いじめ疑惑は、雇用労働部（以下、労働部）にも持ち込まれた状況である。雇用労働部は、ソウル地方雇用労働庁とソウル西部支庁が合同で特別労働監督チームを編成し、今日（11日）からMBCに対する特別監督に入ると発表した。
これにより、労働部はいじめ疑惑に関する事実関係を確認し、文化放送の組織文化全般に関する実態を把握するとともに、労働関係法違反があるかどうかを調査する計画である。
[キム・ビンナ MKスポーツ記者]
