故ソ・ヒウォンの突然の死後、残された遺産と二人の子供の親権を巡る論争が中華圏全体を熱くしている。
台湾の現地メディアは「ク・ジュンヨプと故ソ・ヒウォンは韓国では婚姻届を出したが、台湾では出していない」と報じた。この主張が事実であれば、法的にク・ジュンヨプは台湾でソ・ヒウォンの配偶者ではないため、ク・ジュンヨプが1200億ウォン(6億元)と推定される遺産を相続できるかどうかが論争になっている。
◇ ソ・ヒウォン遺産分配シナリオ

ソ・ヒウォンの遺言書がある場合、遺言に従って遺産が分配され、遺言書がない場合は台湾の法律に従い、ク・ジュンヨプと二人の子供がそれぞれ3分の1ずつ相続する見込みだ。ただし、婚姻届の未提出により配偶者として認められない場合、ク・ジュンヨプの相続権が剥奪される可能性が高まる。
これに関連して、現地の法律界では婚姻届の未提出によりク・ジュンヨプが法的相続者として認められない可能性が高いとの分析が出ている。
故ソ・ヒウォンと前夫ワン・シャオフェイ(汪小菲)との間に生まれた二人の子供の親権問題も注目されている。台湾の法律に従った親権の移転は、離婚後に死亡した場合、生存している親(ワン・シャオフェイ)に自動的に移転される。現在、ク・ジュンヨプは法的には親戚関係に過ぎないため、ワン・シャオフェイが自動的に二人の子供の保護者となり、子供たちの相続財産も管理する可能性が高い。この場合、遺産の3分の2がワン・シャオフェイに帰属する可能性が高いとの解釈が出ている。
ク・ジュンヨプとワン・シャオフェイの法的な争いの可能性も高いと見られている。ワン・シャオフェイはソ・ヒウォンとク・ジュンヨプの結婚後、生活費の支払いを拒否し、絶えず法的な争いを繰り広げてきた。昨年、ソ・ヒウォンは裁判所に強制執行の申請をし、ワン・シャオフェイの台湾内の資産差押え判決を受けたことがある。
◇ 今回も訴訟に発展するのか?
ワン・シャオフェイは親権を確保した後、子供たちの遺産まで管理する可能性が高く、ク・ジュンヨプとソ・ヒウォンの家族は相続権および親権を維持するために法的対応に出ると多くの人が推測している。
法律界は、ク・ジュンヨプが相続権を主張した場合、ワン・シャオフェイとの法廷闘争が避けられないと見込んでいる。
中華圏では「1200億ウォンと子供たち、誰が守るのか」を巡って論争が深まっている。故ソ・ヒウォンの遺産と子供たちの未来を巡る論争は単なる財産争いではなく、ク・ジュンヨプがソ・ヒウォンの最後の愛を守ろうとするプライドの戦いになる可能性もある。
果たしてク・ジュンヨプは法的な争いで生き残ることができるのか?そして、ワン・シャオフェイは子供たちの未来のためにどのような選択をするのか?
残るのは法律と時間が決めることだ。そして、ク・ジュンヨプの最後の愛がもう涙に終わらないことを願うばかりだ。
[キム・スンヘ MKスポーツ記者]